IPO初心者が1年間やって分かったこと

リスクの少ないと言われるIPO。
IPO関連の人気ブログには当選の文字がいっぱい。
でもいざやってみたら、全然当たらない。やっと当たったら、
初値崩落。下がって売るのが嫌で塩漬け・・・
IPOって本当に儲かるの?見よう見まねで申し込んだIPO。
これから始める人たちの素朴な疑問の解決になれば嬉しいです。

お手軽にIPOを続けるために考えた方法 その2

その2 少しでも下がると思った銘柄はパスする


IPO、なかなか当選しません。
何回も何回も落選ばかり見ていると気もめいります。
すると、「当選の文字が見たいな~」と思うのです。


当然S級、A級と言われる銘柄は宝くじ以上の倍率。
枚数少なく、申込も多い。
だからまず、当選しません
もし当選したら、事故にあうかも・・・!ってくらい~


逆に人気のない銘柄ほど、当選枚数も多く、申込も少なく
当選しやすい。
「当選」の文字が見たければ、リスクを覚悟しなければなりません。


不人気な銘柄は、申し込むと「当選」します。


「当選したから気が済んでよかった。あとは下がっても初値で売ろう」
と割り切れればよいのですが、自分の性格では割り切れない。
自分で「下がったけど仕方ないや、上がると思ったんだもん」
と言える時だけ参戦することにします。


申し込まなかった銘柄が、上場日に大きく跳ねたると
失敗したな~と思うものですが

それは申し込まない判断をしたのですから
少なくても資金は減っていないので
損はしなくてよかった
と思うことにしています。


IPOは長期戦です。
なるべく心穏やかに長く続けるのが
大事だと思っています。

お手軽にIPOを続けるために考えた方法 その1

その1 証券会社の数を資金に合わせて絞る


資金のある方は、こんなことする必要ないのですが
わたしのように少額資金をやりくりして
さらに時間と手間を惜しむズボラの場合には
有効と思われます。


まず、資金がないので、証券会社の数を絞ります。
そして極力入出金手続きの回数を減らします。


証券会社の入金は即時がほとんどで、気分が良いのですが
出金に関しては、翌営業日になることが多いです。
翌営業日、とは、土日祭を除く、次の平日になるので
金曜日でしたら月曜日になります。
また、時間制限もあって、15時以降は翌日扱い
つまり、金曜日の夜に出金依頼をすると火曜日に振り込まれることになります。


その上、証券会社によっては、IPO抽選日には出金支持を出せないところもあり
抽選結果を見たついでに、出金依頼をできないのです。
そうなると後日またログインして、出金依頼だけのために
時間がとられます。


私の場合、数日すると忘れてしまい
次のIPOに申し込めないこともしばしばでした。


そうすると、
自己嫌悪になるし、ストレスになるし。
やっぱり家を守るものとしては
いつでも家族ににこにことしていたい。
そのためには、IPOに振り回されてはならんのです。


わたしは、現在200万円の資金です。
6社に30万円ずつ入れっぱなしにしています。
30万あれば、大抵のIPOに1枚申し込めます。
それより高額の場合は、銀行に入れている20万を入金します。
それでも足りなくて、どうしても申し込みしたければ
どこかの証券会社の30万円を出金依頼して利用します。
でも、そこまでして当選すると思われないので
基本は30万以上の場合は見送ります。


当選からかなり遠のくとは思いますが
ストレスなく続ける方が
結局は長続きして、利益が出るのでは、
と信じることにしています。





専業主婦は、損失を出せない

IPOで初値売りして、利益が出ると嬉しいですよね。


私は専業主婦なので、扶養から外れないように
「特定口座の源泉徴収あり」を選んでいます。


複数の証券会社に口座を持っているので
損益通算はそれぞれの証券会社でやってくれます。
ですので利益が出れば、分離課税として
その利益から20.315%を源泉徴収されておしまい。
楽ちんです。


問題は損失が出た時です。
例えば
A証券会社では+40万円。
B証券会社ではー40万円。
確定申告しなければ
A証券会社で 40万円 × 20.315% = 81,260円 の税金。
確定申告すると、損益は0円になりますから 81,260円が戻ります。


しかし、基礎控除38万円以上なので
扶養から外れることもあります。


実際の利益は0円ですが
税制上は40万円の利益は所得で
40万の損失は、控除額となるからです。


また、私の場合、夫は国民健康保険なので
家族の収入がすべて反映されるため
私の収入も健康保険税の対象になる所得金額に加算されてしまいます。


そうなると確定申告するより 
A証券会社の分の81,260円を支払い
損失分はあきらめた方がお得になるのです。


つまり損失を出した分は、泣き寝入りするしかありません。


損失は確定申告すれば3年間繰り越しできるのですが
3年以内に、夫の扶養から外れることがなければ
申告しても使う機会がありません。


そうすると、主婦の場合は多くの証券会社で取引するより
少数の決めた証券会社で、それぞれ損失を出さないように
取引するのが有効に思われます。


ただ、損失を出していない場合
収入が38万円までなら扶養でいられるので
複数の証券会社の中から
38万円以下になるように選んで確定申告すると
税金が戻ってきます。


38万円で算出すると
所得税は 38万円 × 15.315% = 58,197円
住民税  33万円 ×  5%             =    16,500円
 合計               74,697円


しかし、国民健康保険で税が加算されるので
手取りはもっと少なくなります。
国民健康保険税はお住まいの地域ごとに税率は異なりますので
いくらとは言えません。


損益通算は各証券会社の口座内で行い
それがプラスになるように
運用するのが専業主婦にとって1番いい方法だと思います。


もっとも、今配偶者控除をなくすように税制が動いてきているので
今後の動きに注意しながら節税したいと思っています。


IPOに関しては、微妙な銘柄で申し込みたい場合は
すでに利益が出ている証券会社に限定するなどの
自衛が必要かと思っています。